捨てた書類、残した書類

紙類を捨てられない

私はどうも紙に愛着をもっている性質でして、紙の束なんかをつい残してしまうのです。チラシとかダイレクトメール大好き。さすがに、広告類は捨てるようになりましたが。


もともと紙に愛着がある上、「大事そうな書類」になってしまうと、もう、私は無力です。中身を逐一確かめるのはめんどくさいので、ざっと目を通して、「ああ、これちょっと大事そうかも……」と思うとダメなんです。保存してしまうのです。

これまで保存していたけれど、今回捨てた書類

電気、ガス、水道の請求書、
保険会社からのお知らせの紙、
カードを作ったときにもらった約款、
電気便利帳とか、暮らしの便利帳みたいな公共機関発行の小冊子、
昔、アルバイトしていたときの給料明細、
細かい保証書……などなど。


これまで私は、上記の書類を、「いつか使うかもしれない、大事そうな書類だ!」と判断し、ファイルにしまったり、大事そうな書類BOXに溜めたり、とにかく残しておりました。


結果、三段カラーボックスが、そういう書類だけで、満杯になりました……。


そして、今回、そういう大事そうな書類をすべて点検してみたのですが、上記の書類はすべて処分することになりました。

処分の理由

常識的な方の場合、「上記の書類の何が大事そうなのかわからない」のだろうと思います。私も、今となっては、なぜあれらをとっておいたのか……。以下、今回処分をした理由です。

電気、ガス、水道の請求書

今回、なんと5年前からの請求書の束が見つかりました……。すごく緻密に家計簿をつけたり、年単位の料金推移の分析をするのであれば、もしかすると必要になるのかもしれませんが、はっきりいって、要りません。これは、都度都度捨てていく必要を強く感じました。

保険会社からのお知らせの紙

「こういうことをお知らせしますよー」というのがほとんどで、保存の必要のあるものはちょっぴりでした。「保険って大事だから、保険会社からのお知らせも、なんとなく大事かもしれない……」と、びくびくしていた私を、誰か叱ってください。お知らせ内容が伝わったら、その紙は捨てるべきだ! お知らせをちゃんと読んでないから、平成19年の保険内容変更手続き完了のお知らせ(しかも親展って書いてある……)が、まだうちに残っていたりするんだよ……。

カードを作ったときにもらった約款

カードといっても、クレジットカードじゃなくて、ポイントカード類の約款も、すごくたくさん出てきました。この部屋に住んでそろそろ5年目ですが、カードの約款を読んだり、読む必要があった場面というのは、一度もありません。ていうか、30年間生きてきて、ない。なにか疑問点があれば、ある程度はインターネットで検索できるしって思った瞬間、捨てることが決定しました。

電気便利帳とか、暮らしの便利帳みたいな公共機関発行の小冊子

「すごく便利そうなことが書いてあるし、いつか読むかもしれないし、『保存版!』とか書いてあるし、大事かも」って思って以来、一度も開いたことがない便利帳の類が、大量に発見されましたので、捨てました。使わない便利帳よりもインターネットのほうがずっと便利だよ、ということを、よく私に教え込む必要があります。

昔、アルバイトしていたときの給料明細

これはなんとなーく捨てられなかったもの。束になっていて、厚みが3センチくらいありそうでした……。「いつか見返したりするかも!」と思ったこともありましたが、そのいつかは永遠に来ない。

細かいモノの取扱説明書、保証書

電動歯ブラシ、電卓、包丁……どれもこれも取扱説明書がなくても、取り扱えます。ていうか、取り扱ってます。そして、保証書は保証期間をとうに過ぎている。高価な家電や、最近購入したものについては必要性がありますが、3年前に買った包丁の取扱説明書は絶対に要りません。捨てました。

紙を捨てるのを怖がらない!

私は、紙を捨ててしまうのが、怖いんだと思います。


捨ててしまって、その紙に書いてあった情報が必要になったらもう取り返しがつかないのではないか?捨ててしまって、その紙がないと利益を受けられないことになってしまったら、どうしよう?


でも、捨ててしまって困る紙というのは、案外少ないものです。マンガ家さんの生原稿ですら、最近はデータ化していたりもしますし。


もっと、紙は、捨ててもいい。自分の誤った認識を、これから正していきたいです。


でも、劇場でもらったチラシとか、観にいった舞台のチケットとかは、ファイル4冊分くらいあるけど、残しても、いいよね? だって、捨てても良いけど、捨てたくないんだもの! ……本当は、めったに見返したりしないし、捨てればいいんですけどね。まだちょっと修行が足りません。